最終確認: 2026/9/10

高齢者・介護の備えは、「食べられる」「排泄できる」「移動できる」「情報が伝わる」で考えます。 一般的な非常食があっても、硬さや飲み込み、食事制限に合わなければ使えません。まず3日分、次に7日分を、普段使っている食品と介護用品で数えます。

提案:避難直後の1日分は持ち出し袋へ、残り6日分は自宅へ分けます。食品と介護用品は、本人の普段の使い方を変えずに済むものを優先します。

どのくらい必要?

品目 7日分の数え方 根拠区分
食事 普段の1日食数 × 7日 備蓄日数は公的推奨、食数換算は独自
介護食・とろみ調整食品 普段の1日使用数・量 × 7日 当サイトの数え方
大人用おむつ・パッド 普段の1日交換枚数 × 7日 当サイトの数え方
清拭・口腔ケア用品 普段の1日使用数 × 7日 当サイトの数え方
補聴器などの電池 交換周期を確認し、期間中の交換分 + 予備1組 当サイトの提案

1日4枚のパッドを使うなら 4枚 × 7日 = 28枚 が確認の起点です。体調で使用数が変わるため、数字を固定基準とはせず、普段の記録から調整します。

どうやって食べてもらう?

農林水産省は、おかゆ、介護食品、とろみ調整食品などを例示しています。選ぶときは「柔らかそう」だけで決めず、普段食べている硬さ・粘度の区分、食事制限、必要な水と加熱を確認します。

停電時に電子レンジで温められない、断水時に食器を洗えない場合があります。そのまま食べられる1日分と、少ない水・熱で用意できる残りの食品に分けます。初めての硬さや、とろみの付け方を災害時に試さず、平時に介護者と本人で確認します。

どうやって移動する?

避難先までの距離だけでなく、玄関の段差、階段、夜間、雨、停電を含めて考えます。杖、歩行器、車いすをすぐ使える場所に置き、誰が介助するか、近隣・ケアマネジャー・自治体の支援制度へどう連絡するか決めます。

階段で車いすを運ぶなど、訓練していない方法を家族だけで無理に行う計画にはしません。自宅にとどまる場合と早めに避難する場合の両方を、個別避難計画や地域の支援者と確認します。

家庭で確認するチェックリスト

関連用品を選ぶときの観点

介護食品は硬さ・粘度区分、食事制限、常温での食べやすさを比較します。おむつ類は普段の製品・サイズとの一致、ライトや電池は本人と介助者が扱えるかを優先します。

薬の備えも確認する

災害時の薬・お薬手帳・保管方法を確認する